庭遊び　ヤマアジサイの花　新発見

園芸店で母の日近くから販売されている鉢植えのアジサイには人工的に育種改良した種類と日本の山野で発見されて楽しまれているヤマアジサイとガクアジサイがあります。
このサイトでは主として野生種のヤマアジサイを中心にとりあげています。
ヤマアジサイは日本の東北地方南部、福島県や宮城県から関東地方、東海・関西地方、四国や中国・九州など太平洋にそった山間の水の豊富な谷筋に自生して、清楚な花色や花姿と園芸種には無い素朴さが喜ばれ植物愛好家を楽しませています。
咲き始めは白、しだいにピンクに彩られ深紅に花色が変わってきます

ヤマアジサイが自生している地域は海岸地帯から標高千メートル近くの山地で比較的、水量のある谷川の近辺に多く見られるため別名「沢アジサイ」ともよばれ、古くは万葉集に詠われ江戸時代の「本草図譜」にもアジサイが二種描かれています。
ヤマアジサイに付けられた品種名は採取された地域の旧国名や名所旧跡から名付けられたものが多くあり、アジサイの大きな特徴として花弁が雨に当たっても色あせることが無く温帯地方に属し降雨量の多い日本に最適な植物です。
ヤマアジサイ　千姫　お庭に植えて清楚な花を楽しみましょう。

ヤマアジサイの品種の中には、江戸時代に発見されて現在まで趣味家や業者によって増殖され初夏から梅雨にかけて楽しまれている品種も多く、人気のあるヤマアジサイの主な品種では藍姫、紅、黒姫、千姫など、新しい品種では七人のこびとや津江の緑澄、ガクアジサイでは伊豆大島から大島緑花が発見されています。
最近の園芸界では自然志向への流れから人工的に改良された品種から愛好家が離れる傾向も見られ、日本の四季豊かな自然が作り上げた素朴で優しさを見せるヤマアジサイが多くの園芸愛好家の感性をくすぐっています。
ヤマアジサイ　乙女の舞

ヤマアジサイは海外から移入された植物ではなく古くから日本の山地に自生し人々に楽しまれていて、栽培する地域の気候や気温に左右されること無くどこの庭先でも楽しめ、海外から来日し日本の植物にこだわりをもち活躍するガーデナーたちにヤマアジサイは庭の植え込み素材としても高い評価をいただいています。
若泉ファームではヤマアジサイはクリスマスローズと同様にガーデニングに最適な苗を生産販売します。

　　