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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

冬の貴婦人若泉ファームのクリスマスローズガーデンにようこそ。お届けするクリスマスローズは最新花品種コンテストで最優秀賞を受賞したニゲルとチベタヌスの交配種「絹」「雅」「Shall We Dance」、赤い雄しべをもつ卑弥呼やダブルの糸ピコティ、翡翠などオリジナル品種を中心にネットショップにて種、苗、開花株を販売していますのでご利用ください。1月より3月は直売を行っています。

クリスマスローズの育て方 春3月 March


春 クリスマスローズの花
春、3月に入ると本格的なクリスマスローズシーズンになりガーデンハイブリット・原種などと、全てのクリスマスローズの花が咲き誇ります。
クリスマスローズのガーデナーにとってはこの頃が最も充実し、一年間育ててきた成果と春の喜びを実感できる季節です。
北海道や東北地方など春の訪れが暖地より遅い地方では彼岸の頃からクリスマスローズの花を咲かせてきます。


咲いた花は本来萼が花弁化したものだけに数週間しても落ちず人々を楽しませてくれますが時間の経過と共に花の色も次第に緑色やベージュ色に褪せてきます。
花色の褪せた花をそのままにしておき不要な種を付けてしまいますと、株が弱りますので種子を採取しないならば花首から切り取るか、種さやが膨らんでくる前に雌しべの部分を切り取り次の花にエネルギーを送るように手配いたしましょう。

クリスマスローズを切り花で飾り楽しむ
 
クリスマスローズの切り花は水揚げが難しくてといわれますが、二番花が咲ききった頃に茎の元から切り取り40度くらいの温湯に1日くらい(自然に温水の温度は下がってきますがそのままで)浸けますと水揚げをします。
また長期間にわたって楽しむには、毎日茎を1センチほど切り取り新しい水に換えることにより、長く楽しむことができるようになります。
もう一つの方法は茎の基から切り取ったクリスマスローズの花茎を束ね、新聞紙でくるみ鋭利なカッターナイフで軸を斜めに切り、茎元3〜5センチほどを90度くらいの熱湯の中に10〜15秒ほど漬け込みます。
熱湯の中に10〜15秒ほど浸し切り取った茎の中に入った空気を放出させたなら、冷水に茎を浸し一気に水揚げをします。

 
十分に水揚げをしたなら軸が熱湯のため変色していますのでその部分を切り取り、後はあなたのセンスで素敵なガラスの花瓶に飾ってお楽しみください。
飾ったなら
クリスマスローズの花を長持ちさせるため毎日新鮮な水に交換し茎を1センチほど切りつめながら花を楽しみましょう。

クリスマスローズの花を水盤に飾る
クリスマスローズのバラや他の切り花とは違った、クリスマスローズ独特な花の楽しみ方の一つに花色の褪せていない花を水盤に浮かべて玄関やリビングのテーブルなどに飾って楽しんでみましょう。
方法は簡単ですが、出来る限り雄しべのついている花を選びます。
雄しべがついていませんと、せっかく切って飾った花が平板に見えてしまいますので下の画像のように必ず雄しべを付けている花を選びましょう。

切り取られ水盤に浮かべられたクリスマスローズの花
クリスマスローズを花瓶と水盤で楽しむ

有茎種を切り花で楽しむ
有茎種(リビダス・フェチダス・アゥグチフォリウス・ステルニー)などを切り花で楽しむには、ガーデンハイブリットや無茎種の原種とは異なった茎の切り方をしなければなりません。

ガーデンハイブリットなどの無茎種は茎基から切り取っても、花株にはなんら悪影響は有りませんが、これら
有茎種は茎基から切り取りますと株そのものが枯れる恐れがありますので注意してください。
方法は
茎についている葉茎の部分を残し花茎の部分だけを切り取ります
水揚げは上記の方法で行いますが、熱湯に浸けるには幾重にも新聞紙を巻きつけ手早く行います。

クリスマスローズの植え替え
3月は露地植えのクリスマスローズを含め苗など春の植え替えの季節になります。
ただこの季節の植え替えは夏を目前にして成長が少なくなる季節ですので、秋の植え替えのように手荒なことは控えた方が無難です。
鉢植えは鉢から抜き出し用土の回りや底の土を2〜3割ほど落として、一回り(3センチから5センチ)大きな鉢に植え換えます。
植え替えたばかりの株には肥料は暫く与えず、10日から20日ほどして細根が出てきた頃に液肥か緩行性肥料を与えてください。

地域によってはアブラムシやスリップスの活動も出てくる頃で、植え替えと同時にこれらアブラムシなどの害虫予防も大切です。
クリスマスローズの開花株などでは植え替えの用土にオルトランなどの浸透移行性の粒剤を混入し害虫の被害からクリスマスローズを守ります。

軟腐病予防のための植え替え
夏頃になりますと軟腐病によってクリスマスローズの葉が、茎の軸基から腐って枯らしてしまうことが多々起きてきます。
軟腐病に罹ったクリスマスローズを植え込んでいる鉢などを観察してみますと、数年間用土の更新をしていなかったりしている鉢植えに多く発生してきています。
鉢土の表面が崩れていたりしたら表土を数センチほど掘り下げて用土の更新をするか、あるいはクリスマスローズの根鉢を周囲2割程度解して植え替えをします。
この方法は軟腐病だけでなく立ち枯れ病などの予防にも役立ちますが、日々の観察と殺菌剤などでの病気予防も大切です。


クリスマスローズの庭植え(露地植え)
庭に植えられて2年、大株に育ちます
ユキヤナギとクリスマスローズ
庭に開花株を露地植えするのには直径40センチ・深さ40センチくらいの新しい穴を掘り、下の方に腐葉土を5〜6リットルほどと緩効性肥料を若干入れ土と混ぜ合わせ株を植え込みます。
植え込む場所は、夏の間半日陰になるような落葉樹の下や家の東側を選び、夏の強烈な西日から株を守るようにします。

鉢土を2〜3割程度解します。

庭の露地に植えこまれたクリスマスローズ
クリスマスローズの地植え方法と管理
庭に植えた2〜3月のクリスマスローズ
関東地方で2月から3月初旬の庭植え株の様子

クリスマスローズと似合う植物ギボウシ
擬宝珠の苗擬宝珠の苗
冬期の降雪が少ない地域では園芸店などでギボウシなどの宿根草が数多く販売されてくる頃です。
クリスマスローズを庭に植えている場合はギボウシを50センチほど離して一緒に植えこんでいると花が終わった頃から、斑入りの葉や梅雨の頃になりますと小さなユリのような花もお楽しみいただけます。
小型の品種から寒河江ギボウシのような大型の品種もあり、園芸店では画像のサイズが500円前後で販売されています。

落葉樹木 宿根草 球根 クリスマスローズで造る四季の庭

 斑入りギボウシ

春の病気と害虫
低温で湿度の高い季節になりますと、クリスマスローズの交配種や原種に灰色カビ病や立ち枯れ病の症状 が 現れてきます。
立ち枯れ病を起こす菌は数種類が知られていますが、茎の付け根に黒いへこみ
(リゾクトニアによる立ち枯れ病)、付け根が湿潤したベージュ色になり倒れてきたりします。
ベージュ色や根元に黒くへこんだ部分が立ち枯れ病の症状で、そのままにしておきますと茎が倒れてしまうようになります。
特に鉢植えでは立ち枯れ病や灰色カビ病が多く発生するようになりますが地植えの株には発生が少なくなります。
病気が出てからどうしようというより鉢の周りの通風を良くし、幾つかの病気は発生する時期が決まっていますので出る前の予防をしておきます。

初期的な黒死病 ブラックデス 末期的な症状の黒死病 ブラックデス
害虫はブラックデスを媒介するといわれているスリップス(アザミウマ)やアブラムシ(アリマキ)、ダニがこの時期から活動を活発化させてきますので十分注意しましょう。
クリスマスローズの花首に発生したアブラムシ
クリスマスローズの葉や花に小さく光る粒で手に触れるとベトベトした感じがすることがあります。
アブラムシが尻から出した甘い汁ですので発見したら殺虫剤を散布しましょう。
バラなどアブラムシがつきやすい植物をクリスマスローズと同時に栽培している場合には十分な注意が必要になりますので、オルトランなど土に混ぜて使用する殺虫剤などを株の周囲に撒いておきましょう。
咲き終わった
クリスマスローズの花や地面に落ちた花粉などはスリップスなどの食糧になりますので、種を採取しない花の花殻は取り去るようにします。
カビの胞子
切り取った茎が腐り軸元にカビの白い胞子が発生する。

クリスマスローズの病気と害虫

発芽苗のポットあげ
前年の秋に蒔いたクリスマスローズの種子も3月には全て発芽し本葉も生えそろってきています。
本葉一枚出た時がポット上げの適期です。
一般的に関東では赤玉土を主用土にし腐葉土などと混合して使っていますが、関西などでは夏の高温多湿の気候から根腐れが心配されますので、赤玉土や腐葉土の割合を少なくし軽石などの分量を多くします。
初めのビニールポットのサイズは7.5センチか9センチのポットを使います。
この作業は苗の根を乾燥させないように日陰で行い、ビニールポットに植え込まれました1週間後くらいから液肥を規定より2倍くらいに薄めて与えはじめます。
リビダスの実生苗発芽苗
(ポット上げのワンポィント ↓)
苗床からビニールポットに植え替えたクリスマスローズ
苗の部分は根と茎の分かれ目(双葉の下)の所までを用土に埋めます
(上の写真画像を参考)。
双葉の下太い根の部分が用土の表面に出ていますと新しい根が双葉の下から出にくくなり成長にも影響が出てきます。
茎もとから出てくるクリスマスローズの上根を大切に発達させるようにします。
また苗のサイズが小さいため地植えには不向きとなります。
植え替える苗は表土を十分に乾かしてからビニールポットから抜くと、苗同士の根がほぐれやすく根傷みが少なくなります。
使用する用土は乾燥したものではなく50パーセントくらい湿らせて使うようにします。