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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
クリスマスローズの病気 炭疽病
炭疽病
オーストラリア系ダブルのクリスマスローズに黄色のリンクが出てきています。
主にベティラニカーとかダブルホワイトと言われているオーストラリア系統のクリスマスローズです。
このような症状が5〜6年ほど前から出てきて何でこうなるのかと心配していたところ、昨年の夏にこのリンクが出て葉の縁から黒くなり枯れてくるような症状の株を東京都の試験場に持ち込んで何が原因か調べてもらいました。
試験場では病変症状が顕れた株からはコレトトリカムデマキュームという炭疽病菌が発見されました。
これは幾つかの県の試験場などでも発見されていましたが表だった発表は無くクリスマスローズを栽培する生産者を悩ませていました。
3月から5月にかけてクリスマスローズの新しい葉が出てきて、上の写真のように葉が内側上に巻き込むようになったら炭疽病の疑いがあります
。
症状が出てきてしまったならダコニールやベンレート、あるいはトップジンなどを6日から10日おきくらいに散布するのが良いが一時的に症状は収まり進行は無くなりますがしばらくすると症状が現れます。
炭疽病はいったん症状が発生した場合完全に根治するのは難しい
かもしれません。
クリスマスローズの炭疽病は新葉が発生する春に現れ、殺菌剤で一度は退治したように見えても秋になって再度発生したり、また翌年の春になってから同様な症状に悩まされることが多く出てきます。
炭疽病の被害が大きく現れた場合には茎の基から切り取り焼却するしかありませんのでできる限り早急に病気の症状を発見し殺菌剤を散布するようにします。
黄色いリングが表れたり、また右下の写真のような症状を見せたダブルの株は、ほとんどの株でダブルの花が咲くと一部の人々によって言われていましたが、ダブルのクリスマスローズが咲くという科学的根拠は全く無くシングルの花も咲いてきますし、また病気とダブルとの因果関係もありません。
写真のように葉が巻き込まれるようになり、次第に葉の縁や表面に黒や黄色。灰色の縞模様が出来葉に生気が無くなり枯れ込んできます。
クリスマスローズの炭疽病はヨーロッパ系ダブルやシングルにはなかかか顕れてこないようですが、ヨーロッパ系の株とオーストラリア系の株を交配させた株には一部発生しやすいようです。
面白いことに日本などではかなり神経質になる炭疽病というクリスマスローズの病気ですが、本家本元の
オーストラリアの人々にとってはそれほど気にならないらしく、花が咲く前には病気に罹って汚くなった葉も切り捨ててしまうので特に問題は無いと彼らは大陸的なおおらかな考えを持っている
ようです。
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