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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
鉢の選び方 鉢の種類と性質 用途
植物の家 鉢
国内では非常に多くの園芸用の鉢が生産販売され、近年はヨーロッパ諸国からも多くの鉢が輸入され生産国の歴史や土の材質、気候によって個性的な鉢が販売されています。
クリスマスローズなどの植物が鉢に植え込まれますと、当然土から水や肥料を吸収する植物の大切な器官・根の発達が鉢の中だけに制限され、肥料などの養水分も鉢中の土の中に含まれた物だけしか吸収できなくなります。
デザインが素晴らしい鉢も数多く作られていますが、デザインなどの表面的な物にとらわれず根の発達や鉢の側面や底面からの水分の蒸散、空気の流通などに注意を向けて、使用している用土が栽培環境や鉢に合っているかを考えるのも良いでしょう。
鉢の材質は培養土と同様クリスマスローズを鉢で栽培する場合には最も重要視しなければなりません。
どの鉢が最も優れているかは問題には出来ませんが、用土と鉢の材質や底孔・形状などとクリスマスローズを
栽培する人の生活環境(水をいつでも与えられる環境か・仕事を持っていて十分に水を与えられない・日光の当たる庭かマンションのベランダか・気候は・積雪は・日照は・風は・降雨はなど)
を絡めて選んでみましょう。
一般に市販されている鉢と用土の関係・また鉢のもつ特性を解説していきます。
鉢の種類と性質
テラコッタ鉢
主にヨーロッパの国々(イタリア・ドイツ・イギリス・スペインなど)で作られ焼かれた鉢で、イタリア語で「焼いた」(cotta) 「土」(terra)を合成した言葉です。
大きく育てたクリスマスローズをウェルカムフラワーとして豪華に植え込むにはたいへん似合う鉢です。
形状は様々で高価な
英国ウィッチフォード
テラコッタから廉価なものまで販売されている。直径10センチ前後から60センチを超える物まで輸入されている。
色は茶色や灰白色で鉢の表面には飾りの文様が付けられているのが多く、ドイツ製は比較的文様を入れている物が少なくシンプル。
底面の水抜き孔は小さな孔が一つだけ開けられているのが多く、また鉢の外底の空間がないため使用に際しては必ず鉢の底に軽石や発砲スチロールなどを入れ、鉢外底の下に煉瓦などを置き鉢内部の水が抜けやすくすると共に、土も小粒などは避け中粒以上の通気性の良い物を使用する。鉢の側面からの通気性は良くない。
口径20センチ以上のテラコッタなら、鉢底面にドリルなどで孔を幾つか開けるようにすると底面の通気性や水はけがわずかだが良くなる。
廉価なテラコッタの場合には、凍てつく環境などの地域などでは鉢の皮がはがれたり割れたりすることもおきてくる。
テラコッタの鉢などで鉢の胴がふくれた物があるが、クリスマスローズなどのように数年間に渡って育成する植物は、植え替え時に根を大きく切らなければならないので避けた方がよい。一年草などの植物には特に影響はない。
プラスチック鉢
国内では一般的に植物栽培には最も多く使われている鉢です。
利点は軽量で移動がし易く様々な形状が作られ、また大きさの鉢が生産されているので用途が多い。
プラスチック鉢は底面には数多くの孔が開けられているため、表面や底付近の用土は通気性が良く乾きやすいが、鉢外側面からの空気の流通・水分の蒸散はゼロの為、用土に軽石や腐葉土を多く混入し排水性などには十分に注意する。鉢の形や大きさも15センチ前後のものから40センチを超えるものまであり、クリスマスローズを鉢で栽培するには植え替えなどを含めて利用価値は大きい。生産メーカーとしてはリッチェルなどがある。
素焼き鉢
粘土を型に取り低温で焼き上げた薄い茶色の鉢で軽く水はけ水吸いが良いが割れやすい。コチョウランやカトレアなどのラン栽培や一部の山野草で使われる。
テラコッタや駄温鉢と比較すると水を吸い込みやすく、通気性が良く鉢・用土ともに非常に乾きやすいのでクリスマスローズの栽培には不向き。
駄温鉢
粘土を型に取り高温で焼き締めた鉢で鉢の上部の首周囲に上薬がかけられているのが特徴。
国内では古くから多くの園芸家に使われて愛知県の常滑などがが主産地である。
鉢外底面に隙間を作ってあり、テラコッタなどと比較すると鉢底部の穴が大きく通気性に富んでいて根腐れが心配のクリスマスローズに都合がよい。
側面の通気性通水性はヨーロッパ製のテラコッタなどよりよい。
以前は素朴な形状の鉢だったが輸入されたテラコッタなどの飾りに刺激されてか、鉢の周囲に飾りなどを入れ楽しめる鉢も数多く生産されてきている。
夏が高温多湿の日本でクリスマスローズを栽培するには最も適している鉢です。
木製樽鉢
杉などの間伐材や醸造用の古樽を再利用した物などがあり、もともと植物から生産されているので通気性が良く根の張りなどが良くできる。ただ底面の水抜き孔の数が少ないため孔を改めて開けたりして使い、底面には必ず軽石や発泡スチロールなどを敷き水はけを良くする工夫が必要です。
最近は醸造用の樽だけでなく、ガーデニング用として杉などの間伐材を利用したものなどが多く販売されている。
ポリポット
ポリポットには硬質の物と軟質の物があり、安価でどちらも育苗用として生産されて使われてきています。
通常7.5センチから20〜30センチ前後のポットが生産販売され、水はけ孔は底面に1つのポットと多数開けられたポットがあります。
主として発芽したクリスマスローズの1年、2年苗を栽培するのには良い。
最近ではポリポットの底面や側面に小さな穴が多く開けられて通気性が以前に比べると非常に良くなっています。
ベトナムなど東南アジアからの輸入鉢
低温で焼かれ通気性はおとる。肉厚の鉢で冬季の気温低下が厳しい環境の北海道や雪国などの地域では、ひび割れがし易く鉢の皮がはがれることが起きる。
エスニックな植物を楽しむには得難い鉢です。
古紙ポット
古紙のリサイクル製品として生産され様々な形状の物がある。
古紙ポットは軽くて通気性に富んでいるためクリスマスローズの根の発達が良いが土が乾きやすくなるので単用土の混合比率などの調節が必要。
生分解性ポット
トウモロコシ等の穀物を主原料として生産されたポットで、使用後は土中のバクテリアの働きにより分解されるため、1サイズ大きなポットにそのまま植え替えられる利点がある。
環境保護の点でも注目されますが販売価格は高め。
クリスマスローズでは発芽したばかりの苗を植え込んだり、根を傷つけずに一回り大きなサイズのポットに移す場合には非常に都合がよい。
スリットポット
スリットポットは鉢花生産者用にプラスチックで作られた鉢で、非常に土が乾きやすいため土の配合には注意をしなければならない。
鉢の底近く側面に縦スリットを刻んでいるため、外底部に向かって伸びていく根が鉢下にさがりスリットで空気に触れるために根が切られルーピングが少なくなる効果がある。
この鉢の利点を引き出すにはクリスマスローズを植え込んだ鉢を床にそのまま置かず、鉢下には空間を必ずもうけるようにして使用が望まれる。鉢底部に切られたスリットのため、クリスマスローズの伸びた新根が切られるため夏から秋にかけて発生してくる軟腐病にかかる可能性が高くなるので十分に注意する。
一般には5〜6号以下のポットでは土の乾燥が大きいため水管理には注意が必要。
不織布ポット
特殊なポットでポリエステルの不織布を鉢の形に整形したもので、直径20センチ以上のポットだとクリスマスローズの栽培には都合がよい。通気性が良く用土全体が自然の状態で乾いていくので根の発達に良いが、スリットポットと同様クリスマスローズを植え込んである場合には置き場所には十分に注意する。
ハンギングバスケット
椰子の繊維を編んで鉢の形に成型したもので、ハンギングなどで植物を栽培する場合に使う。クリスマスローズの栽培に使うには工夫が必要。
特殊な形
底孔をふさぐために使うネットを鉢の形に切り取り使う。
これは有る程度大きく育った株を直に植え込むのに使う場合に良い。
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