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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
クリスマスローズの育て方 初夏 5月 May
初夏 5月の株姿
関東、花が終わった4月半ばの様子
関東 5月半ばの様子
庭木の新緑が眩しい5月はクリスマスローズの葉を大きく広げ充実の季節を迎え、来春開花予定の株は花芽を作る準備に入ります。
真夏の高温からクリスマスローズを守る役割をするハナミズキやモミジなど落葉樹の葉も4月の芽吹きの頃と違って大きく展開してきます。
タンポポの種が飛び散る季節です。
クリスマスローズの株の中で発芽すると数年後には太い根を伸ばし株の生育を弱らせてしまいますので注意が必要です。
花茎が伸びると同時に出てきたクリスマスローズの新葉もゴールデンウィークの頃になると手のひらを広げたように大きくなり、鉢土の乾きも多く苗や株の栽培管理にも気を使わなければなりません。
この季節は湿度も高くなり高温と低温の差が激しくなりますので、鉢の置き場所や灌水の時間、方法には最も注意をします。
新葉が数多く出てきて葉からの蒸散作用も1年の内では最も多い季節です。
新葉が用土の乾燥で縮れないように水やりなどに注意してください。
花後の手入れ
灌水や雨で用土がはがれてしまっている
鉢植えは株もとに土をかぶせて新しい根の発生を呼び込みましょう
。
写真は花が終わった茎を切り取ったところ。
5月のゴールデンウィークを過ぎると東北地方や北海道をのぞき、ほとんどのクリスマスローズは花を終えます。
花が終わったこれからの半年間が、来年も美しい花を見るための手入れの期間になります。クリスマスローズの花が終わったら晴れて空気の乾燥している日を選び茎の根本5センチほど残して切り取ります。
切り取った後の茎は自然と腐ってきますが切り残し腐った茎は5月末頃から6月末頃には抜き取ってしまうようにします。
なんの手入れもしないでそのままにしておきますと、腐った茎がナメクジなど不快害虫の住みかになったり立ち枯れ病などの病原菌を繁殖させ翌年の花芽の付きに少なからず悪影響を与えてきます。
また病原菌を繁殖させないための花後の手入れは病気予防としてダコニールなどの殺菌剤を2〜3週に1回ほどは散布するようにします。
クリスマスローズの植え替えは北海道などを除き避けるようにします。
用土の乾きが多い場合は根を崩さないようにして1サイズ大きな鉢に植え替えることは可能ですが、その場合秋10月頃に周囲の用土を落とすようにして通常の植え替えをします。
5月の中旬頃、花が終わった茎を切り取ると新しい葉を伸ばしてくるときがあります。
クリスマスローズ 初夏 花後の手入れ
初夏の新しい庭の提案 ヤマアジサイの植栽
5月は東北地方や北海道のクリスマスローズや球根類の花が終わる時期です。
園芸店やインターネット上では春の植物から初夏の園芸植物に変わってきます。
初夏、梅雨に入る前の人気植物、清楚で野性味を隠しているヤマアジサイをコレクションして庭に植えてみませんか?。
花時間 庭遊び ヤマアジサイの花 新発見
5月の害虫と病気 殺菌剤と殺虫剤散布時の注意
5月のゴールデンウィークの頃になると時たま真夏のような太陽が照りつけ気温が急に上昇する時があります。
このころではまだ日よけなどは必要はありませが西日の当たらない涼しい場所に鉢植えの株などは移動させると良いでしょう。
20度を超えるような気温が数日続くような頃は、クリスマスローズにとっては最後の成長の季節です。5月に入った頃にはこの点に注意をしてください。
2月頃から始まった灰色カビ病・立ち枯れ病も5月に入ってからもまだ暫くは発生してきます。
致命的な損害を与えるベト病はこれから本格的に発生してきます。
晴れて空気の乾燥している日を選んで予防的に殺菌剤の散布をしましょう。
せっかく種を結んだ株も茎が地際から倒れてしまったり新葉が灰色カビ病に犯されやすくなります。
株の間の風通しを良くし、常に鉢などの表土が濡れていないようにしてください。
害虫はアブラムシ・スリップスの活動が大きくなり、またヨトウ虫の幼虫などがまだ柔らかなアゥグチフォリウスやニゲルなどの新葉を食害します。
雨が当たらない場所にクリスマスローズを置いている場合にはダニなどに注意し、灌水は葉全体に水が当たるようにします。
数種類の殺菌剤・殺虫剤を準備しておき交互に散布するようにします。
殺虫剤と殺菌剤を混合しての散布には、使用倍率や混合出来るか否かを使用説明書で確認してから使用します。
初夏から9月頃までの期間、日中の高温時には散布した溶液は乾く速度が速いため薬害を起こすことがありますので農薬散布時は早朝か太陽が沈む頃に行うようにします。
田園地帯では蛾やモンシロチョウなどの昆虫がアゥグチフゥリウスやリビダス・ニゲルなどの葉に卵を産み付けたりしますので浸透移行性の粒剤オルトランなどの殺虫剤をクリスマスローズの周囲の用土に撒き食害から守ります。
クリスマスローズの育て方・ヘレボルス属の病気と害虫・予防と対策
(
写真)ベト病にかかったクリスマスローズの葉
。
ハダニの被害
4〜5月頃になると新しく発生したクリスマスローズの葉にハダニの被害が発生してきます。
葉が展開する付け根に網を張ったようにハダニが発生し別の葉に移動
を始める前に殺ダニ剤でハダニの増殖を防ぎます。
通常は緑色をしている葉が数日でかすり模様になり葉の色が退色してきます。
湿度が高い季節にはダニの発生は少ないのですが、日常の手入れとして葉の表面や裏側にダニの被害が無いかを目視で確認することが必要になります。
ハダニやホコリダニの体の大きさは種類によって様々で、その多くは0・5ミリ前後と肉眼での確認は困難ですので予防を中心に対策を立てるようにします。
ハダニ予防は家などの壁際に沿って鉢を置かない。
また葉の茂った木の陰に長期間、放置しない。
クリスマスローズの葉が雨にあたるよう、通風が良い所をクリスマスローズの置き場にする
。
灌水の時には出来る限り葉の裏側にも水をかけるようにする。
種の採取と保存
クリスマスローズの種子も充実の季節を迎え早いものですと茶袋の中に黒や茶色の種子がこぼれています。
袋の中にこぼれている種子は種類ごとにゴミなどを除き、新しい茶袋にバーミキュライトかパーライトと共に入れ秋まで土中か鉢の中で貯蔵します。
バーミキュライトなどを入れる理由は種子同志がついたまま保存した場合に、空気の流通が無くなり種子の腐敗などの恐れがありますので、必ず種子同志の間に隙間を保って種子を守ります。
土の中に埋めるには直射日光の当たらない場所に、茶袋に種を入れストッキングなどで包んで約30センチから40センチくらいの穴を掘り埋めます。
そのさいには袋に、どの花とどの花を交配したかを油性マジックか鉛筆などで記録するようにします。
クリスマスローズの種を鉢などで貯蔵する場合は、赤玉土の中粒を入れた鉢を用意し日光の当たらない日陰の場所で保存します。
鉢の表面に水苔を載せ土が乾燥しないように注意ください。
クリスマスローズの種子は長期間極端に乾燥させて皺が出来るようにしますと発芽率が落ちるだけでなく発芽そのものも出来なくなる恐れがあります。
秋まで種子を保存する方法とは別に、種子を採取してすぐに蒔く取り蒔きをする場合がありますが、ここで注意しなければならないのは雑菌のない赤玉土や鹿沼土などの用土を選び、発芽まで鉢土の表面にゼニゴケなどを発生させないよう日光が土に当たらないように注意します。
種の採取後に鉢に直接蒔く場合には鉢の表面をアルミホイールで覆うようにするとゼニゴケなどの発生を防ぐことができる。
(注)種は完全に熟して種房が開いてから採取する。
未熟な種は色が白から黒や茶色に変わり、さやが割れるまで待ってから採取する。
クリスマスローズの種の採取と保存方法
クリスマスローズの種の販売が始まります
1月頃から園芸店にクリスマスローズの開花株が沢山並ぶようになってきましたが、種子の販売はほとんど生産者の独壇場とでもいうのでしょうか一部の通販やネットショップなどで販売が開始されます。
5月末頃から品種、種類別に仕分けされて販売されていますので、種から沢山の株を育ててみたい方には喜びが大きくなります。
初夏のクリスマスローズ 肥料
前年の秋から絶え間なく与えてきた肥料に関してですが、
5月末になって鉢の上に肥料成分が残っている肥料が載っていたなら取り去って
ください。
以後は10月始め頃までは肥料成分が鉢土の中に残らないようにします。
初夏の水やり
気温の上昇と共に用土の乾きも激しくなってきます。
雨が降ったから水やりをしなくても良いと考えがちですが、
クリスマスローズの葉が大きいために傘の役割をして、鉢の用土の中に雨の水が行き渡らないことがしばしばあります。
鉢の用土が濡れていても時々鉢を持ち上げて鉢のなかに水分があるのを確認してください。
気温が25度を超え時には30度となるメイストームとよばれる風が強いのも5月で空気も乾燥し鉢の乾きも3〜4月とは異なってきています。
置き場所や鉢・用土などの栽培条件にもよりますが、水切れをさせないよう1日に2回の水やりが必要になる場合が出てきます。
庭に地植えしている場合には水やりは特に必要はありません。
ビニールポットに入れたクリスマスローズの当年発芽苗
1月から2月にかけて発芽して3号のビニールポットに移された苗は5月頃になりますと、すでに本葉が2本くらい出ている頃です。
1月に発芽してビニールポットに移された苗の水管理は水を与えるという考えだけで無く、
用土が高温にならないような水管理の方法
が求められます。
モミジやハナミズキなどの落葉樹の葉が茂ってくる5月中旬頃には、半日陰の場所に苗を移動すると葉の生育にも役立ちます。
5月末には肥料成分が切れるようにし用土の表面が灰色になるように乾燥したらなるべく早く水を与えます。
用土の中に緩行性の肥料を混入していない場合には、1週間に1回程度市販の液肥(花工場・ハイポネックスなど 5:10:5)を1000倍程度の希釈倍率で与え5月末にはポットに中に肥料成分が残らないようにします。
鉢植え株 初夏の水管理 裏技 ワンポイント
水やり後暫くしてから
鉢を持ち上げてその鉢の重量をご自身の体で確認
してください。
鉢の重量が水を含んだ時の重量で水が不足したときとは明らかに重くなっていることが解ります。
水をたっぷりと含んだ時と乾いたときの鉢の重量を体で覚えていると、その後は少し鉢を持ち上げただけで鉢の乾きなどが解るようになります。
一度試してみるとお役に立てるかも知れません。
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