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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの育て方  冬 1月 January


1月 クリスマスローズの花観賞の準備

暮れや正月の慌ただしさから解放されガーデナーの仕事も少しずつ増え、ベランダには太陽の日が燦々と振り楚々いていますが、日陰の庭には霜柱が立ち未だ灰色の風景が残り春の訪れを待ちわびています。
これからの一時は一年間のガーデニングの計画を立てたりするこたつ園芸の季節でクリスマスローズの愛好家は家の中に籠もっているわけにはいきません。
落ち葉の下では小さな蕾が顔を見せようとしています。
前年の春に購入したクリスマスローズも1月入った頃には蕾も大きくなり、花茎も知らないうちに伸びてきて待ちに待ったクリスマスローズ開花の季節です。
クリスマスローズの蕾 
庭植え予定株の手入れ
枯れ葉や雑草などを取り去って株の周りを清潔にする
鑑賞場、株の周囲に生えている必要の無い雑草を抜き取ります。
庭植えの場合は株の付近の枯れて汚れた葉などを改めて切り取り、バークや落ち葉でマルチングをし霜から花芽を守り花の観賞に備えていきます。
また開花予定の株の古葉を切り取っていない場合には、古葉が倒れてきたタイミングを見計らい古葉を切り取り、立ち上がろうとする花芽に十分に日光を当てます。
作業をするかしないかで開花の季節も若干早まり株の健康にも大きく貢献するようになります。

蕾の状態

ハイブリッド、原種の別なくクリスマスローズの蕾が大きくなってくる頃です。
庭植え、鉢植えともに夏に出来た小さな蕾が大きくなり目立つてくるのも正月の頃。

古葉切りした株や苗は寒冷紗などでクリスマスローズを霜柱や寒さから保護する。


雪の中のクリスマスローズ

日本列島のほとんどは温帯に属して山岳地帯と海浜の低地に別れ、クリスマスローズの花を楽しむには関東地方以南と北海道や東北地方、列島中部では開花時期が2ヶ月近く異なってきます
ほとんどのクリスマスローズは夏の暑さには抵抗力が少なくなりますが、冬期の寒さには摂氏マイナス15度前後まで耐えられると言われています。
これは
庭に植え込まれて地面の中に根が張っている場合であり、日本の園芸事情では鉢植えが主となりますので鉢栽培の場合には鉢土を極端に何日も凍らせない工夫が必要になります。

花茎が倒れる現象


寒気が日本列島に入り霜柱が立つ頃になると、庭植え鉢植えの区別無く早朝に茎や葉が倒れてくる現象がおきます。
これはクリスマスローズが寒気から体を守るために、体にある水分を放出する現象です。日光が当たり気温が高くなると立ち上がってきますので心配はいりません。

花首が倒れている画像は午前8時頃、立ち上がっている画像は10時頃です。
園芸店などで販売している加温して花を咲かせたクリスマスローズの株は花茎が立ち上がれずに弱ってしまいますので注意が必要です。

開花まじかの肥料
開花まじかのクリスマスローズ
秋から続けてきた肥料が効果を上げてくるのもこの季節です。さらに開花の季節を迎えるに当たりリン肥料を十分に含んだ肥料を継続的に与えていきます。
庭植えのクリスマスローズなどは特に肥料を与えなくとも心配はありませんが、鉢植えの場合には用土の中にしか株の生育範囲は有りませんので、肥料切れを起こさないようにしなければなりません。
俗に山形の肥料といいますが
窒素・カリ成分が少なく、リン成分の多い肥料を与えます。
パシフィクフロストの蕾
クリスマスローズを栽培する肥料について

1月からの水やり
1月からは厳寒期を迎え、水やりには少しばかりご注意ください。
鉢に入っている株には日光の十分に当たる午前中に水を与えます。
午後遅くに水を与えますと鉢の中の水が夜間に凍って用土が細かく崩れてしまったり地域によって土鉢などでは鉢が割れてしまったりいたします。
日当たりが十分でない場所に鉢を置くと夜間の低温によって鉢土が凍りつき用土の粒が崩れてきますので日の当たる軒下などに移動させるか、夜間だけ吸湿性のある布や新聞紙などで鉢を覆うようにすると被害を防ぐことが出来ます。

お店では・花株の選び方
1月も中旬になりますと園芸店の店先にも数多く、クリスマスローズの開花株が並び始めます。
どのような花を株を選ぼうかと悩むのも愛好家の楽しみですが、まずクリスマスローズの根元と全体を見ましょう。

@ 株基に黒いへこみや筋が有りませんか?。
花茎がしっかり立ち花や茎・葉に病気の跡のない健康な株を選ぶようにしましょう。

A 新しく出た葉に黒いシミは有りませんか?。
花の色や形などは選ぶ方の好みとして、特にこの季節には新葉や茎の根元に重点を置き黒いシミやへこみのない健康な株を選ぶようにします。

B 用土は適切ですか?。
鉢土は植物の家と同様です。粗悪な用土で育てられた植物は病気にかかりやすくなりますので十分な注意が必要です。ピートモスが多く含まれている用土で植え込まれているクリスマスローズは避けるようにします。

C 信頼できるお店ですか?
園芸店の店員は栽培方法の適切な説明を出来ますか?。
園芸店の中には棚にクリスマスローズや植物を並べているだけのお店もあります。
良心的なお店では店員教育も十分にされて植え替えの際に使う用土や肥料、根ほぐしの方法などを教えてもらえます。
この4点をチェック。

クリスマスローズを買うとき 信頼できる園芸店と初心者のノウハウ

クリスマスローズの開き始めた蕾 開き始めたクリスマスローズピコティの蕾
クリスマスローズの開花株では葉が切られていない株と切られていない株が販売されていますが、生産者の商品に対する考えが反映されてるだけで、上記の4つが満たされているなら葉が切られていても、切られていなくとも購入後のクリスマスローズの育ちには大きな差は有りません。

開花株購入後のクリスマスローズの育て方
園芸店などで花を付けて販売されているクリスマスローズの花株は、発芽から満二年育て花を付けられて園芸店や市場に出荷されています。
温室で加温され開花させたいるものもありますので、強い霜などが直接花株にあたると淡い色の花などは霜焼けを起こしたり、また茎が横に倒れてくることがありますので、購入後しばらくは夜間だけでも加温していない玄関などに避難させると良いでしょう。
花の咲いている株は口径13センチから15センチの鉢に植え込まれています。
1〜2年後の姿
購入してそのままの鉢に入れておくと根詰まりや、用土不足のために翌年の花が見られないことが起きてきますので、購入したなら20〜25センチほどの口径を持った縦に深い鉢にマグアンプなどの緩行性肥料を加え植え替えします。

クリスマスローズの植え替え 初めての花へ 開花から

種子の発芽

クリスマスローズの種をまかれたポット 土から緑色をした双葉が顔を出している ニゲルの発芽苗
1月中旬になりますと、前年の秋に蒔いたクリスマスローズの種から双葉が土から頭を持ち上げてきます。
用土の乾燥や霜に注意して用土が水で濡れていないときに、
苗立ち枯れ病・灰色カビ病の予防にダコニール・オーソサイド水和剤・ベンレートなどの殺菌剤を定期的に散布するようにします。

クリスマスローズの種まき実践編 保存種子の蒔き方

殺菌剤ベンレート オーソサイド水和剤
灰色カビ病や苗立ち枯れ病は一本の苗が罹病しますと次々と他の苗に移っていき全滅する場合があり、クリスマスローズを種子から育てる場合の大きな脅威になります。
シベリアからの寒気の流入の大きな季節になり、最低気温が氷点下になる地域によっては発芽したばかりの
種子の根が霜などで浮かび上がり土の上に露出したりし、根の成長に悪影響を与えますので夜間だけでも加温していない玄関や室内に取り込むことをお勧めいたします。
また鉢を屋外に置いている場合、霜のため用土が崩れる被害を最小限にするためにも夜間は寒冷紗や新聞紙などを苗床の上にに広げるようにかぶせ霜柱から苗を守るようにしてください。


12月                                            2月

 

クリスマスローズの育て方 月別管理12ヶ月

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