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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報
若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。
クリスマスローズの種まき実践編 保存種子の蒔き方
種蒔き
「保存種子の蒔き方」の記事は、クリスマスローズ(ヘレボルス)の種が湿度を保った状態で摂氏22〜25度の温度に2ヶ月以上晒され高温処理がなされているもの蒔いた場合に適用され、関東地方以南の冬季無雪地帯での種まきを中心にして書かれています。
ニゲル・アーグチフオリウスなどの原種・無茎種の交配種(ガーデンハイブリット)の種に関してのみ適用されますが、リビダスなど低温反応が少なくても発芽がなされる種類は記事の一部が適用されません。
9月下旬から10月初旬に4号(12センチ)の鉢に、清潔で新しい赤玉土単用(小粒)8、バーミキュウライト(ヒル石・パーライト)2を混合した用土を入れ、軽く用土に散水します。
クリスマスローズは種まきから発芽・植え替えまでの期間が約6ヶ月ほどかかり、発根発芽までの期間に数回の強い霜に当て低温に種を反応させる事が必要になってきますので、赤玉土は霜のため崩れないよう出来る限り硬質のものを使います。
軟質のものを使用しますと土が霜のため崩れてしまったり、12月頃から発根した直根が夜間の霜のためにポットの外にはじき出されクリスマスローズの根を傷めることが発生してきます。
市販されているバーミキュウライト(ヒル石)は大きく分けて二種類あります。金色に光って8〜10ミリ程度の太さを持つものと、5〜7ミリ程度の鈍いベージュ色をしたものがあります。それらバーミキュウライトを赤玉土を同じサイズに軽く崩して使用します。
赤玉土とバーミキュウライトを混合し、鉢の下部に2センチほど敷き詰めその上に緩行性肥料(マグアンプ)の大粒を3〜4個ほど平均に置き、用意した種まき用土を鉢の八分目ほど入れ鉢の上部から土が十分に湿るくらい散水します。。
市販の種まきプラグトレーや培養土は使用しないでください。
プラグトレーは穴の中に入る土の量が少なく水管理も難しくなり、発芽までの期間が長期に渡るクリスマスローズの一般的な播種トレーではありません。
市販の培養土は苗や株を植える用土として作られていますので、用土の過度の乾燥や湿潤などで種を腐らせたりし、種が発芽が困難になる場合がありますので、必ず上記の鉢や無菌の用土を使用するようにしてください。
用土を鉢の中に入れ散水したら、袋から種子を取り出して鉢の用土に平均に蒔く。
蒔く種の数は4号(12センチ鉢)で15〜20粒程度とします。
この15〜20粒は種が発芽し双葉・本葉が隣同士ふれあわない程度で、クリスマスローズの発根後用土の中で根が競争し健康に育つ範囲の種数です。
蒔き終わりましたら種子の上に約7ミリから1センチほど用土をかけ、鉢の底から水が抜けるまで十分に散水します。
購入したり自分で種を採取し土の中に保存した場合、出来る限り10月中旬頃までに種をまくようにします。
種まきがこれより遅れてしまいますと種を保存している茶こし袋の中で発根してしまい種を袋から取り出す際に発根したばかりの根を傷つけることが起きてきますので注意ください。
種まきを終えた鉢は、これから自然状態での低温処理をすることになり、1月から始まる発芽の季節まで鉢の置き場所は日陰で太陽の直射日光や雨が直接当たらない場所を選びます。
日光の直接当たる場所ですと発芽までに用土の乾きが大きくなり、そのたびに散水を繰り返さなければなりません。水を多く与えてばかりいますと用土の中で種が腐ったりしますので、置き場所は必ず日光の当たらない場所で土がゆっくり乾くような環境を選びます。
雨が直接当たるような場所ですと雨の跳ね返りなどで(ボトリチス菌・Gray mold)などが用土の中に入り込み、発芽したばかりの苗が立ち枯れ病や灰色カビ病に罹りやすくなりますので注意が必要です。
これ以後発芽までの期間は三週に一回ほど1000倍に希釈した殺菌剤のダコニールなどを用土の中の種子にふれるくらい(表面から1センチほど)散布し、種子が雑菌に犯されないように注意してください。
12月下旬頃にはすでに種子の殻が割れ直根が伸び始めていますので、用土の加湿、過度の乾燥に注意し表土が白く乾きそうになったら散水してください。
9月から10月にかけて蒔かれたクリスマスローズの種は12月中旬頃から土の中で種の殻が割れ始め、発根を開始してきます。
数種類の種を蒔いていると見分けが付くかと思いますが、ちょうどこのころ
12月頃になりますと土の乾きに変化が現れてきます。ある鉢は乾きが遅く、また別の鉢は土に乾きが速くなり表面が少しずつ盛り上がってきます。
土の盛り上がっている鉢は、すでに土に中で長く根が伸び種の殻が土を持ち上げている証拠です。
関東以南では露地に出していているもので、霜柱が大きく立つような頃からは霜が根を露出させないような場所に移動することが必要になってきます。
苗床と発根苗の写真画像は12月下旬の様子
北海道・東北地方など積雪地帯での発芽までの管理
東北地方や北海道などの寒冷地の積雪地帯では室内の暖房をしている場所には決して取り込まず、できる限り鉢の用土が何日も凍り付かない場所に置くようにします。
これらの地方では速く発芽させても気温の低下や、温暖でクリスマスローズの種が生育しやすい季節までが長期に及びますので、雪の季節になりましたら雪に埋もれさせ春の雪解けの季節に土から双葉を出させるように管理した方が、発芽後の生育が良くなります。
この場合雪解け水で種を蒔いた鉢が水浸しにならないよう、地面の上に空の鉢などを逆さまに置きその上に種を蒔いた鉢を置き雪に埋もれさせるようにすると良い。自然状態では雪解けの頃に発芽します。
ガーデンハイブリットの種子は1月中旬頃(ニゲルは2月中旬・リビダスは11月中旬)から双葉が顔を出してきます。
東京地方の平均的なガーデンハイブリットの発芽時期は1月10日より15日頃からになり、寒気が厳しい地方ほど発芽の季節は遅くなります。
ポットの中に蒔かれたクリスマスローズの種が全て発芽し双葉を出しましたら、速効性の液肥を1500倍位に希釈し一週に一回ほど与えると良い。
ただしマグアンプを鉢の底に入れている場合には与えなくて良い。
双葉が現れてからは苗立ち枯れ病に注意。
双葉が生えそろった頃は苗立ち枯れ病が多く発生してくる頃です。
ダコニール・ベンレート・タチガレンなどの殺菌剤を規定の濃度に希釈して土の中1センチ前後に染み込むくらいまで散布します。
散布時には
用土の表面が白く乾燥しているときに散布すると殺菌剤の効果が大きく期待できます
。
全ての種の双葉が現れたら
鉢に蒔かれたクリスマスローズの種が発根し双葉が現れるのが通常ですが、日射・空気の乾燥や置き場所などの関係で種の殻が双葉から自然に取れないことがあります。
この殻を無理に取ろうとすると双葉を一緒に取り去りクリスマスローズの生育を悪くすることが出てきますので、数日間家の中の無暖房の部屋や日光の入らない所でテッシュペーパーを数枚を水で濡らし種の上にかけます。それを数日間続けると自然に種殻が取れるようになります。
テッシュペーパを水苔に換えても良い。
発芽苗の植え替え
クリスマスローズの発芽苗・ポットあげとその後の育て方
を参照ください。
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