ヘレボルスの原種　チベタヌスを考える

チベタヌス

チベタヌス。
２０世紀の発見。
発見と言うより再発見と言うべきか。
というのも日本ではまだ江戸幕府が倒れ明治維新からまもなく文明開化の嵐が吹きまくっていたころ、キリスト教の布教に中国奥地の四川省を訪れていたダビット神父が二千メートルの高地で発見した株の標本だけがイギリスに有るとされていたチベタヌス。

いま知りたいことはこの写真に写っている株の種子がどこから来たのか？。
たぶんチベタヌスが中国で再発見されてからそれほど時間はたっていない頃のはず。

中国から根を切られて今盛んに輸入されている苗とは違う。
花弁のサイズはハイブリットのそれを少し小さくしただけ。

誰が日本にこの種子なり苗を持ち込んだのか？。
想像の範囲だがいくつかのルートが考えられる。

解っているのは現在まで数人の栽培家がこの素晴らしい一株のチベタヌス栽培にかかわっていると言うこと。
地植えのチベタヌス