本文へスキップ

クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

ヴェシカリウスの不思議

種さや


ヘレボルスを育てていて最も不思議なことは?と聞かれたら真っ先にヴェシカリウスの種房が浮かんできます。
有茎種にしても無茎種にしても種房はそれほど変わらない姿をしているが、このヴェシカリウスだけは種房の姿・種の数など不思議なことばかり有ります。

種の数ですがどんなにうまく花粉を雌しべにつけようと種の数は5個を超えず、房が大きくなるときには人の気持ちをワクワクさせていたのにいざ種さやを拡げててみると期待を裏切ってしまう。
ほんの数個の丸い種子が袋の中に並んでしがみついている。
はじめてこの姿を見たときには「あれっなぜだ」と花粉付けはしっかりとやったのにと。
しかし粒は他のヘレボルスと比較して大きい。そして丸い。
植物が素直に育つ環境ではない砂漠地帯という場所に自生しているからか、それとも子孫を確実に残そうとしてこのようなに種が大きいのか?。

ヴェシカリウスの種さやヴェシカリウスの種
いつ雨が降るか、発芽しても根は張れるか、花を咲かせても昆虫は来るのか来ないのか。
砂や砂礫の中には植物の体を育て維持するエネルギーはほんの僅か。
むしろそれはなかなか期待は出来ない。
ヴェシカリウスの花
どうにか種を結んでも親は砂礫の中に根を大きく伸ばし地上部は枯らし、種の房だけが砂漠の風に吹かれてどこか別の土地に飛んで、また新しい命をはぐくむのか。
砂漠地帯特有の砂嵐、茎は折られ種のさやは風に吹き飛ばされどこに行き着くか解らない。

今、私の手元に花を咲かせる株が3株ある。
今年、採取できた種が根を3センチほど伸ばしてい次の世代を作ろうとしている。

 

クリスマスローズガーデン花と園芸の情報

クリスマスローズと園芸植物のガーデニング四方山話