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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの種まき開始

スタート



クリスマスローズの種まきを開始いたしました。
2月から3月にかけ交配し、種を採取してからすでに6ヶ月になります。
その期間、種は鉢の中で過ごしているわけですが、赤玉土に守られ多湿にならないよう、乾燥させないようにと慎重に管理してきたものです。
特に夏の間は日光の直射や集中豪雨などを避けるため、ほぼ完全に日陰の場所。さらに風通し良くと、雨が土の中に入らないようにと、種だからと言っても気は抜けません。
しかし幾ら注意をしていても、うっかりして失敗に帰することも出てきます。

今年は日光が当たる場所に種を埋めた鉢を置いてテストをしてみました。
保存の方法は日陰に置いてある鉢と同じですが、今日赤玉土を除いて様子を見ますと、予想どおり茶袋には緑色をしたカビ。
いやな予感が完全に当たってしまいました。
茶袋を広げてみると3割ほどクリスマスローズの種が腐っています。
これらの種はすでに病原菌に冒されている種として破棄しましたが、重要な種ではなくありふれたハイブリットの種でしたので被害というものは有りません。
日陰に置いてある鉢からクリスマスローズの種を出すと、ほぼ腐っている種は無く水分を吸いふっくらとした種が顔を見せてくれています。

私どもでは、クリスマスローズの種を蒔くときには10.5センチに区切られた苗トレーを使います。1ポットに播種する種の数は15〜20粒。
住宅難ということもあり採り蒔きをすることはめったにありません。
同じ種類の種を大量に蒔くときには播種トレーが便利ですが、幾つもの組み合わせの種を蒔くときにはサントリーのサフィニアなどでよく使われているトレーが使いやすいと言うところでしょうか。
上の写真ではハッキリと見えませんが緩行性の肥料を若干ポットの底に忍ばせています。
まま、たまに春のポット換えが出来ずに秋にずれ込んでしまうことが起きてきます。
発芽後、本葉が出てくる頃までは肥料を与えなくとも十分に育ちますが、本葉が出てからは少しばかりは肥料を食べます。
もしもポット換えが秋にずれ込んでもクリスマスローズが育つようにとの特段の配慮です。

下の写真を見ていただくと解るように一つ一つの枠にはラベルが挿し込まれています。どの種類の親と、どんな親を交配したかを書き込んであります。
発芽したクリスマスローズの双葉や本葉を見ただけでは、どんな種類かは全く解りません。
ニゲルやリビダスのような特徴のある葉ならば、一つくらいラベルが抜け落ちてしまっても特に問題はないのですが、ハイブリットだけはダブルにしてもシングルにしても苗の葉などの色形の状態だけでは種類や花の色など皆目見当がつきません。

そんなわけで「ラベル命」とでも言えるでしょうか。

あと3ヶ月、正月が過ぎた頃には赤玉土を押しのけて双葉が顔を出すでしょう。


 


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