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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズ ピンクアイスの種

幻の種

若泉ファームオリジナル交配種 絹
画像はチベタヌスとニゲルを交雑して出来たクリスマスローズ・ピンクアイス。
6号のポットに入っています。
当然、今は花の季節ではありませんので可愛い花は見られませんが、来春に可憐な花を見せてくると思います。
数年間に渡って交配してきたピンクアイスの花も今年の春に初花が咲き、現在50株の苗が育っています。
春に行った自家受粉では種が実らず失敗に終わりましたが来春には他家受粉でと。
もれ聞いているところでは自家受粉も他家受粉も、まず不可能とのこと。
しかし、万が一にでも種が実ればと願っているところですが、遠い血ではヘレボルスの他の交雑種と同様、種子を採取するのは非常に難しいようです。

では、奥の手を。
その奥の手も、聞くところでは人間の思うようにはなりそうもありません。
では株分け。
株分けとなると気が遠くなりそうですが、もう一つ増殖の可能性がある。
メリクロン。

そんなこんなを想像しながら、来年の春にどんなピンクの花を咲かせてくれるだろうと願っています。

今は未だ鈍い緑色に光っている葉ばかりのクリスマスローズピンクアイス。50株の内、数株は日本クリスマスローズ協会で毎年開催している、神代植物園での展示会に出そうかなと考えています。


ピンクアイスの種
一年後。
クリスマスローズ・ピンクアイスの種です。
7年越しで行ってきた結果が、どうやら少しばかり成果を見せてきたようです。

チベタヌスとニゲルの交配種ピンクアイスはアシュウッドナーセリーのケビンバルチャー(Kevin Belcher)氏が成功し世界的なセンセーションを巻き起こしました。
淡いピンクの色に染まったクリスマスローズの花は、奇跡的とも言えるほどの出来事でした。

この写真は今日初めて採取した種で、やっと一粒という所です。
この春、花をつけたピンクアイスの株に咲いた花にセオリーどおりの他家受粉をし、種を結ぶかそれとも失敗に終わるか一番関心を持ってきたものです。

ピンクアイスは種を結ばない、また種は結ぶとも言われ実際はどちらが正しいのか不明でしたが3つの花に交配した中でやっと一粒。
ピンクアイスに稔性が有ることはこれで証明できました。
しかし3つの花に花粉をかけてやっと一粒。
これは非常に困ったことです。
ニゲルにチベタヌスを組み合わせたピンクアイスの初期の交配では、一さやに数粒の種しか結ばず、また種を結んで発芽させてもほとんどはニゲルの花が咲く。

ピンクアイスといわれているニゲルにチベタヌスをかけ合わせ、ピンクアイスと言われるクリスマスローズの花が咲いてくるのは非常に少ない。
まず一年苗や二年苗の段階ではそれを見分ける事は出来ない。
数年たってニゲルになるかそれともピンクアイスになるかが解る、時間がかかりすぎる。

今後考えることは3つの花に確実に交配し、種が一粒と言うことは何故か。
原種ニゲルに出来る種の数は、一つの莢に10粒以上。
いや、もっと種を結ぶ。
しかしチベタヌスはどうか?。
一莢に種は数粒。
その両方を確実に交配し出来てくる種の数はどうだろうか?。


 

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