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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

500円玉一つで植物の病気を診断

500円玉

500円玉一枚で植物の病気を診断 その1
東京大学と法政大学が協力して植物の病気を診断する機関を作るという読売新聞の記事。
全国の都道府県には農作物や植物に関しての防除所があるが一般の人にはほとんど馴染みが無い。
それもそのはず、どのようなことをやっているか、何を行っているかも、そして植物の病気などの相談を一般の趣味家が可能なのか。

ニュースの中にある植物病院は東大と法政大学で協力し、これから開設する機関なので細かな内容は不明だが期待が持てるかも知れない。
全国の農協・ホームセンター・そして植物の研究所などと協力して、植物の病気を診断・治療する「植物病院」を作るとのこと。

それもインターネットを利用して、その相談などを受け付けつけるという。

クリスマスローズを作っている身には、このことは素晴らしい朗報です。

クリスマスローズに関しては、確かな研究機関での病気や害虫、そしてその手当、問題の解決方法などが手探りの状態で、またマイナーな植物のためかほとんどの大学や研究機関での研究がなされていない。

東大は今年から植物の医科講座を、法政大学は2008年に予定している生命科学部を新設しそれに当たるという。
このニュースを新聞で見たときには、とてもありがたいと感じた。


クリスマスローズの病気ブラックデスが出ていても、その葉を切りとると新しく出てきた葉は直るという人がいる。
また、病気が出た株が翌年になると直っているという話も聞く。
この話を聞いたときには「ブラックデス」という言葉が先に走り、実際のブラックデスを見ている方は非常に少なく、もしや他のブラックデスに似た病気をブラックデスと勘違いしているのではと。
先日、ある研究所の記事を見ていると、微量栄養素過不足の植物の葉がモザイク症状に似た様相をしていた。
それを見ているとモザイクと思っていたのが、もしや微量栄養素の過不足や、薬害その他の原因かも知れないと。


東大の難波成任教授は「植物の栽培方法が分からないなど、潜在的な需要は多い」と話しているという。
ヘレボルスの世界では、潜在的な需要ではなくて需要は顕在していると。
ぜひとも、いまだマイナーな植物「クリスマスローズ・ヘレボルス」にも光を当てて欲しいと願っている。


500円玉一枚で植物の病気を診断 その2
東京本郷の東京大学農学部農学部植物医科学研究室(難波成任農学部教授)で植物の病気を診断してくれる植物病院が開院しました。
各都道府県には農業生産者向けの防疫所や農業試験場などがありますが一般の人々に向けたサービスではありませんでしたので、植物などの病気などではなかなか足を向けるチャンスは無かったかと思います。

しかし幸いなことに以前このブログで紹介しました東京大学と法政大学が共同しての植物の病院が本格的に動き出しました。

クリスマスローズの病気で最も恐ろしいとされていたブラックデスの正体も、この東京大学農学部で一昨年発見されてこのブログにて以前に記事にしました。
各地から集めてきた60株ほどのブラックデスが表れたクリスマスローズから電子顕微鏡を使って調べた結果ほとんどの標本からカーラウィルスが発見されました。
これでほぼブラックデスの正体がウィルスだと解明されたところです。
その頃はまだ本格的に病院が動こうとしていたところでしたのでブログでの記事は簡単でしたが、それによってほぼクリスマスローズのブラックデス防除の対策も十分にとれるようになりました。


植物病院での診断の方法は人間がかかる一般の病院とは違って症状の現れた植物を持ち込み調べてもらうような形です。
植物の病気名が解らないとか大切に育てていた植物が、なぜこんな事になってしまったのとかの時には強い味方になってくれること請け合いです。

診断の利用料金は一標本一症例につき500円がかかりますが事前にこのページ下のリンクをクリックして植物病院に連絡して来院してください。
また診断書や顕微鏡観察をお願いすると500円が追加されます。
どんな病気だろうとうわさ話を信じ込み素人判断で悩んだりすることなく、またその道の専門家に病気の表れた植物の管理なども相談ができます。

東京大学農学部 植物病院

 


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