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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの狂い咲き

気象

狂い咲きシタクリスマスローズの糸ピコティ
2006年10月末、いつもの年よりクリスマスローズの狂い咲きの株が多くなっている。
関東地方では2月初めから咲いてくるはずのクリスマスローズが花首を持ち上げて花まで咲かせてしまっている。
昨日、某所に出かけて気温などを聞き回っていたが、そこでも10年、20年前と比べると確実に気温が高くなってきているという。冬の最低気温がマイナス5度が年に4〜5回。
初霜の季節は11月中旬。
夏はどうかというと、暑いのは当然だが、これも確実に気温が上がっているようだ。
では、夜の気温はと聴くと、夜はエアコンを付けなくても眠れる。
クリスマスローズも暑い夏をやりすごし、そして気温が少しずつ下がり寒さに震えながら冬を過ごし、気温が少しでも上がってくると美しい花を咲かせる。
いつものことだとクリスマスローズの狂い咲きを見るのは11月に入ってから。
一週ほど見ていなかった蚊が家の中に入ってきた。

狂い咲きしたピコティの蕾
毎年のこと、季節になると決まって狂い咲きのクリスマスローズが出てきてしまいます。
この原因は気象条件とか地球の温暖化などと言われていますが正直原因は不明です。
やっと最低気温が15度を超え、さてこれから本格的なクリスマスローズの充実成長期と喜んでいるときの狂い咲きです。
この写真のような蕾で出てくるクリスマスローズは、まず丸弁カップ咲き。
これは間違いはありません。
しかしクリスマスローズの花弁の色はというと、いささか情けなくなってきます。
春の2月頃に咲いてくるのと暖かい今の季節に咲いてくると、花色はもちろん本来の色とは異なってきます。
赤やピンク・そして黄色も、ブラックも本来の色は出てきません。花色は褪せて新鮮さを失っている。
早く咲けば良いかというと、それは間違い。
花形は崩れて踊りを舞っているかのようになるし、花色は濁って本来の花色は望めません。
この狂い咲きの花は、発見次第指で摘み取ってしまいます。
赤ちゃんが、満一歳にならずに歩き始めてしまうと、赤ちゃんの背中に一升モチを背負わせて転ばせますでしょ。
それと同じ事です。

だいぶ前になりますが、ブルーブラックの開花予定株を数株冷蔵庫に入れて12月のクリスマスにあわせて花を咲かせたことがあります。
花色も形も、期待はものの見事に裏切られてしまいました。
またずっと前に、クリスマスにクリスマスローズを庭で咲かせて見たいと思い知人と和気藹々になったこともあります。 でも、それは夢。
日本での名前はクリスマスローズでも本家ヨーロッパでの植物名はレイテンローズ。

四月。
ここのところを間違えると大変なことになります。

やはり雪解けの清らかな水を飲み少し暖かくなったなと感じる頃生命の息吹が鼓動を始めたそんなときに咲いてこそクリスマスローズ。
江戸時代の人たちが見たらどんな感想を述べるのでしょうか。

 

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