本文へスキップ

クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

マスコミその他諸々クリスマスローズの話いろいろ 

市場

ラッパ水仙とクリスマスローズのコラボする庭
直売に来られたお客様の一言が気になる。

あるクリスマスローズの講習会で話をした人が、今年は白のシングルがはやりだとか、何が流行っているとか、この原種が貴重だとか、クリスマスローズの生産者がダブルに走っているからシングルが無くなってしまった、、、などなどと、得意げに話していたと言う。

しかし、それ以上の内輪話と言った部分は話をしないで終わり、流行っているとか貴重だとか言っているだけで、話の内容の薄さに、あっ、やっぱりと、そしてガッカリしてしまったと聞く。
もう少し掘り下げて今のクリスマスローズが日本にやってきてからの市場の状態とか、花に対する美的感覚とかの話が重要だったが、実績が無いためか団扇で煽ることだけでの尻切れトンボが残念と。

簡単な話ですがダブルと比較するとシングルの市場での競り値、売店での売値が低いから、生産コストが同じなら、かかるコストが少なくて売値が高い方にシフトする。
そのためもあって生産量が少なくなってしまっているから。

それが正解です。
市場経済の原則です。
当たり前のことです。

そして流行では無くネットやマスコミ雑誌でのクリスマスローズ顔写真が派手で、人の目を引きつける写真ばかりが氾濫しているマスコミ雑誌。

そのため無地の清楚なクリスマスローズが一部の愛好家を除いて見向きもされなくなったため生産者がシングルのクリスマスローズから撤退してダブルの生産量を多くしてきた。

話題は激しくなりますがシングルの花の需要は多いが市場には僅かしか出てこない。
だからお客は、少し前まではあった白やピンクの自然観溢れるクリスマスローズを求めようとしても園芸店やホームセンターに通っていってもその株は無い。

マスコミ雑誌に踊らせられているミーハー的な趣味家とは違った主体性を持ったコアなクリスマスローズの愛好家は拘って探し回る。


池袋サンシャィンシティで開催されるクリスマスローズの世界展。
このクリスマスローズの世界展の入場者の数が、
翌年の園芸雑誌などマスコミのクリスマスローズの扱い方量やページ数に比例するといわれたのは大分前。
今年は天候にも恵まれ盛況の内に行われたが、都市部で開かれる大型の展示会などの入場者の数は大きく天候に左右されることが多い。

特に冬、クリスマスローズの季節。

季節柄、暖かい日が続くということはまず無い。
雪が降り、大風が吹き電車が止まる、雨が降る、完全に気象条件に左右される。
僅か3日間の入場者の数、それをクリスマスローズの花を暮れの雑誌の編集や発行部数の指標に、、、、と。
ナンセンスきわまりない指針。

一部のマスコミによってのクリスマスローズの扱い方、記事の内容は以前とほとんど変わらない。10年一昔を地でいっている感じ。
通り一遍の育て方とクリスマスローズの顔写真のオンパレード。
毎年、前年の焼き直し。
代わり映えがしない。

安易な考えで園芸雑誌としての主体性をどこかに忘れてきたようで心許ない。
クリスマスローズを中心に据え、いかに多くの人がこの古くて新しいクリスマスローズを、庭に花が無い季節、植物を育てる心の潤いを、そして癒しを伝えられるか、その点などに視点を向けてマスコミは編集方針を変えてみてはいかがかなと。


園芸業界、最後の大物といわれるクリスマスローズだから一時のバブルで無く、地に足が着いたマスコミの取り上げ方が大切ではと。

老婆心ながら。

 

クリスマスローズガーデン花と園芸の情報