クリスマスローズ遊戯　この花は何？　花梨

桃色

とても綺麗なピンクの花ですが、このピンクの花はクリスマスローズではなくて花梨の花です。
花梨というと焼酎やブランデーに浸けて香りと味を楽しむ果実酒の材料と決まっているが、実を薄くスライスして砂糖漬けにして香りと甘さを楽しみ事も出来る。

小さなピンクの花が咲くのは桜の花に遅れること数日、４月の始め頃に疎らに咲いてくる。
気がつくとミツバチやチョウチョが盛んに花の周りを飛び回って甘い蜜を吸いに訪れている。

大きさを別に考えてみると、クリスマスローズのピンクの花よりだいぶ小さく、むしろ可憐とでも言うようです。
が、一般的にクリスマスローズの花と言われる部分は花弁を包んでいる萼。
画像をよく見てみるとピンクの部分は花。

クリスマスローズで萼と言われている部分は船の錨のように先が下に垂れ下がっている。
間違いなくピンクの部分は花でクリスマスローズではなくて花梨の花。

東京では花梨の花は桜の花に遅れて咲いてきますが今が盛り。

ちなみにこの花梨の木には思い出があります。

高校の頃、親類の叔父から花梨の実を幾つかもらって、その花梨の実の中に入っていた種を十数粒、畑に播いていました。
翌年の春、全ての種が芽が出してくれました。

それからうん十年。
今では春にはピンクの花を秋には黄金色をした花梨の実。
玄関に数個、花梨の実を置いておくと優しい、そして甘い香りを漂わせてくれます。
実生から何年たっていると聞くのは、野暮の骨頂。

年が解ってしまう。

　

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