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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

彼女は目利きの達人 見事に


一昨日のこと記録用にクリスマスローズの写真を撮っていたら後ろに人の気配がするので振り返って見ると。
「あら、綺麗な糸ピコ、、、写真を撮ってるの、、、」と、一言、、、。

彼女はシーズン中に数回ほど訪れて、数あるクリスマスローズの中から一際綺麗な花を選び出してくる目利きの達人。
そんな彼女だからマスコミには踊らされず流行のクリスマスローズには間違っても手を出さない。
それも、ちょっと見にはどこにでもあるようなクリスマスローズの平凡な花。
しかし素人が見るとホームセンターにもどこにでも有りそうに見えるかもしれないが、実際ピカッと光るクリスマスローズの花を、それをこちらも舌を巻くように探し出してくる。
それは見事の一言。
その目利きの出来る彼女にあっては連れ去られるのが落ち。
覚悟。
次の一言。

「この花の値段いつものとうり一律ね、、、」。
「この花、私のね、、、、」。

しかし自分が気に入った、気に入っているクリスマスローズを一気にチョイスされるのは正直つらいこともあるが、むしろ目利きの出来るお客に連れ去られるのは嬉しいことこの上ない。

目利きの出来る彼女・彼らと話していると面白い話題が溢れてくる。
クリスマスローズの講演会であんな事など喋ってたり実演したりして大丈夫なのかとか、ちょこっと質問されたら答えられずに切れてしまって、、、、挙げ句の果て「帰ってくれ」と言われてしまった、、、などなど。

季節柄、面白い話が溢れ出してくる。
目利きが出来なければ何事もうまくいかない園芸世界。
目利きは骨董品や盆栽だけの世界ではなく以外とクリスマスローズの世界にも訪れている。

彼女もクリスマスローズ一辺倒では無くその他の植物はもちろん、かなりいろいろなところに手を出している。
その世界で揉まれた目利きの腕、それは見事。
このダブルのホワイト糸ピコティ、今頃は彼女の手で見事に植え替えられて終の棲家をもらったと、、、、喜んでいるだろう。


直売ハウスの中に置いてあるクリスマスローズの開花株は全て販売するクリスマスローズの株。
しかし住宅難の昨今、田園地帯にあるハウスから連れてくるクリスマスローズも、もう1棟のハウスに入りきらなくなるときがある。

連れてきたクリスマスローズの中で、個性的な癖のあるクリスマスローズは将来の育種用として一部が直売ハウスに置いてある。
常連さん達は目が肥えているせいか自分の好みはもちろん持っていて目利きが出来る人が多い。

クリスマスローズを選ぶとき、この目利きがものを言うようになる。
これは絵画はもちろん園芸植物の世界では当たり前のこと。
一輪のクリスマスローズの花。
一見、平凡でどこにでもある花。並んでいるクリスマスローズの背中。

いわゆる後ろ姿。
目利きの出来るお客さんたちは、何気なく見ているように感じられるが、かなり真剣にみている。


ふと取り上げたクリスマスローズの花。
農場から連れてくるときは蕾が開きかけた頃。
しかし直売ハウスで花弁は開く。
そこに、こちらが入り込んでしまうウィークポイントが発生する。

今日の昼過ぎに来られた常連さん。
最初はアプリコットの小輪セミダブル。
この株は息子が農場から持ってきて棚に置いていた花。

「この花はかんべん かんべん」

そしてこちらがしまったというクリスマスローズを連れてきた。
その花は白の糸ピコティで、花弁の中心に細かなスポット。
おまけにダークなセミダブル。
常連さんが連れてくるまで、こちらが気がつかなかった報い。

花を見て かんべん、、、とのど口まで持ち上がった一言。
しかし、こちらはその前にアプリコットをかんべんさせてもらっている義理も有り、その糸ピコティは常連さんのもとに嫁入りしてしまった。
そのかんべんしてくれ、すでに今年は二度目になる。
三週間ほど前にはパーティドレス系ダブルのホワイトを連れ去られてしまった。

簡単に一言、目利きの出来る人、老若男女、年齢に限らず良く植物の個性や性質を見ている。
だからこそ一輪一輪、クリスマスローズの個性を把握できるのだろうと思う。

 

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