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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズの花粉付け

受粉


二月になり気温が高くなり太陽の高さが上がって来るとクリスマスローズの花粉付けが始まります。

花粉を雌しべにつけたのに種が実らないとか、と、、、、良く聞きます。
いくら花粉をつけても実りが無い場合もあるでしょうが、それはヘレボルスの無茎種と有茎種などと特異な組み合わせの場合や自家受粉の繰り返しなどのクリスマスローズなどなど。

ハイブリット同士の組み合わせや無茎種同士、あるいは同一の原種の花粉付けでは、実りが無いと言うことはほとんど出てこないものと思います。

この写真にある花粉の部分を見ていただくとはっきり解るかと思います。全ての雄しべに花粉は出ていません。

雌しべを取り巻く雄しべの頭。
すべすべの部分と、なにやら雄しべの先端が粉を吹いている部分とに分かれます。
このすべすべした部分は、まだまだ熟してはいません。
粉を吹いたようになっている雄しべの先端。
この部分は成熟した花粉を出してくれています。


しかし、ここで一つ問題が発生してきます。

花粉管をピンセットでつまんで、別のクリスマスローズの雌しべにつけたとしても、雄しべの花粉が出ている部分、ここには裏表があります。

また花粉が出ていても雨の水に濡れていたりしますと花粉付けは失敗します。
花粉の出始めなどですと、いがいと無造作に花粉の出ていない雄しべを雌しべにこすりつけて、交配が成功したと思い、あとでガッカリすることが出てくることがあります。

確実に花粉が出始めた雄しべ。

写真でははっきり見えますが、実際のクリスマスローズの花では確認できないことがあります。
ピンセットで花粉をつまんだら、後の祭りにならないよう、間違いなく花粉が出ているのを虫眼鏡などで確認し雌しべの先端に花粉を付けると良いでしょう。

まずは面倒くさがらないで基本を守れば間違いなく種は採れますが、3年4年後に気に入った花が咲いてくるか、どのような花が咲いてくるかは神のみぞ知ると言ったところです。

 

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