本文へスキップ

クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

種は乾燥させると発芽しないは本当か

正しい情報は


クリスマスローズの苗
クリスマスローズの種を皺が寄るほど乾燥させると発芽しないというのは本当だろうか?。
自分自身の経験ではそれはまず無い。

クリスマスローズの種は特別なことをしなくてもほとんど間違いなく発芽する。
ただし種を蒔いてから発芽までの6ヶ月。
乾燥させている種に水分を含ませる。
ここからが一番の苦労のしどころ。

ただしクリスマスローズの種子を採種してから直射日光が当たるようなところや、日中の気温が30度とか40度などになるような場所に放置していたのなら、冷暗所なら大丈夫だろうと採種後数年かも放置していたのなら、また種を採種してから後皺を寄せるような乾燥状態や水を含んだ状態を繰り換えさせたりした場合は一定の期間での発芽は難しくなるだろうが。

どこでどう間違ったのか、「クリスマスローズの種は乾燥させると発芽しなくなる」と言う間違った都市伝説があるようだ。
そのような情報がネット上にたっぷりとある。
クリスマスローズ関係の本や雑誌などにも書いているかもしれない。

植え替え直後のクリスマスローズの苗
少し子細に書くとクリスマスローズの種を種が熟したときに採取するとほとんど乾燥した種が出てくる。
先の理屈から言えば種は乾燥しているのだから蒔いても発芽しないことになる。
そうするとクリスマスローズの増殖はまず無理なことになる。
クリスマスローズの命は消えて種(シュ)としてのヘレボルス属は死に絶えてしまうことになりかねない。

しかしクリスマスローズはどっこい生きている。

以前ブログにも書いたかとおもいますが夏の日中に草木に水を頭からかけると水滴がレンズの役割をして葉やけを起こさせてしまうから日中の水やりは避けるようにと昔の園芸書には書いてあったと。
水滴はレンズの役割はまずしないし、焦点を結ぶ部分はどこになるのでしょう。
それと同じに間違った孫引き都市伝説に過ぎない。

クリスマスローズの種を一時、乾燥させたからといって発芽には全く影響は無い。
それより保存期間中(高温処理・低温処理)ベンレートやダコニールなどの殺菌剤での消毒をしないこと、そしてビニールなどの空気の流入の無い袋などに長期にわたって保存することの方が問題。
乾燥しているクリスマスローズの種も人の目で見ることは出来ないが生物なのだから種は呼吸している。

乾燥した種に水分を含ませ、種を蒔いてからは湿度を保った環境で高温の時期と低温の時期をそれぞれ連続して約5ヶ月置けばほとんどのクリスマスローズの種は間違いなく発芽してくれる。

その期間中(高温処理と低温処理の期間)にクリスマスローズの種に皺を寄せるような乾燥状態を繰り返したりすると、クリスマスローズの種は採取時にリセットされてしまうので発根発芽は難しくなってくるので十分な注意が必要となる。

答えは、「クリスマスローズの種は乾燥させると発芽しない」は完全な間違い。
適切な情報と適切な管理方法。
今クリスマスローズに求められるのは正しい節度のある情報が必要になってきた来たのかもしれない。

 

クリスマスローズガーデン花と園芸の情報