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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

私の花時間 静謐で雅な花世界

クリスマスローズの最新品種 雅

若泉ファームオリジナルのクリスマスローズ 雅
基本的な花のイメージを表すまで10年の歳月をかけたクリスマスローズの最新品種です。
最初はアシュウッドナーセリーから移入した種から生まれたパープルシングルの花からヒントをもらったのが育種のきっかけでした。

アシュウッドから買った種はブラックの種が送られてきたのに、ピコティが出てきたり白や他の色が出てきたりで、品種群には無い様々な色の花が咲いてきたりと、ある意味海賊の子孫は凄いことをやると思っていました。
外覆輪の花で咲いてきたシングルのクリスマスローズ
偶然か、一株だけカップの形で色は濃いパープルのクリスマスローズシングル。
極めつきはパープルの地に白の外覆輪で咲いてきた花があり、その白覆輪をヒントにダブルの花を作ったらどうかと育種を開始した。

下の僅かに白の覆輪を見せてくれるのが雅の基になりました(下の画像)。

その画像はホームページに載せていますが、その外覆輪の花がヒントになって出来たのが最新品種の雅。



それ以後、新しいクリスマスローズの育種を開始し数度の花粉付けを行いましたが目的の花が出てくる可能性は少なく期待はしていないが時間はかかっても夢も棄てきれない。
目的以外の棄てるしか無い、売ることも出来ないクリスマスローズの花ばかりがハウスの中に溢れてくる。

誰かに言われたことがある、花の育種をすると資産を無くす、、、、と。

経済的になりすぎると面白みも夢も希望も無くなってしまいますので「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」、それを地でいくことにしました。
世間は良いニュースより悪いニュースの方が多い傾向になって、幾つもの番組があるワイドショーを見ればそれが手に余るほど見られる。

成功するより失敗の方が圧倒的に多く、しかし失敗に見えていても後になって見ると、その中でひときわ光るものもある。
それはやってみなければ解らない。
失敗に失敗を重ねて成功したときの至福の時間。
やった人間にしかこの味はわかることは無い。私に育種をすると資産を無くすと言った方は至福の時間より経済の方を採ったようだ。
コピーだけしか作ることが出来ないとなるとクリスマスローズの花は衰退するだけしか行く着くことが出来ない。


2014〜5年の春に外覆輪として、目的の色形のクリスマスローズが数株ほど咲いてきて色は赤、紫、灰色。

クリスマスローズのシーズン中、親しいお客様達とこの花に付ける名前はどんなのが良いだろうかと相談しながら、どちらかというと赤や紫の暗色の地に白や黄色の明るい覆輪。
そして花全体の色幅、外弁、内弁の色が異なり、なおかつ内弁の縁に反対色が載る。

クリスマスローズの花の柄や色のタイプにジャンルとしての名前は数多くあります。

再現性があってこそ花の個性に品種名を付けたい。

基本的には横文字より漢字やひらがな、名付けるときの最も大切なことは花のイメージと名前が誰にでも一致して印象付けられることが重要。

赤い地色と対比をする白の覆輪
平安の古都、千年前の雅かなイメージ。
源氏物語の世界、平安貴族達が御簾の中で憧れていた美的な感覚。
平安貴族たちのイメージが、新しいクリスマスローズの花、雅シリーズの花に似合うのではと思っています。

新品種、雅の誕生です。


 

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