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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

クリスマスローズ 初夏 花後の手入れ 無茎種と有茎種の古茎切り

有茎種 無茎種の古茎切り


花の咲き終わった5月のクリスマスローズのハイブリットです。
地域によってはすでに花が終わってしまったり、また気温の低い東北などの地方ではゴールデンウィークのころまでが盛りのクリスマスローズですが、花が咲き終わったらいの一番に行われなければならない仕事があります。
種を結んでしまっているクリスマスローズ。
そのクリスマスローズもまだ蕾が出てこようとしている株もあるかもしれませんが、この写真のように種を結ぶような状態になったら葉をかき分けて花茎を切り取ってください。

無茎種は軸基から3〜5センチ残して花茎を切り取る
晴れた日に茎の地際から3〜4センチほど上で花茎を切り取ります(雨の時は避ける)。
この際には茎を切り取るハサミは必ず第3リン酸ナトリウムなどのウィルス除去剤でハサミを消毒するようにします。これはベト病などはもちろんウィルス性のブラックデスやモザイク病を避ける目的ですので必ず行うようにしてください。


切り取った花が終わった花茎です。
クリスマスローズのハイブリットなどは秋も押し詰まった頃に古葉を切り取って花立ちをよくするために行いますが、春は前年の秋以降に出た葉は古葉だからといって切り取ることは避けましょう。


花茎を切り取ってすっきりとしたクリスマスローズです。
花茎を切り取る前には鬱陶しい感じがしましたが、切り取った後は空気の通りも良くなり適度に用土も乾燥し灰色カビ病やベト病などの病気にもかかりにくくなります。
古葉や古茎を切り取った後で病気予防にダコニールなどの殺菌剤を1000倍程度に希釈して散布しております。
これで花後の手入れは終了です。


有茎種のアゥグチフォリウスです。
実生発芽後、二年での花ですので株そのものは大きくなってはいません。
現在の花はまだ終わりを告げてはいませんが、種をつけたままですと株の生育が遅くなりますので大きくなった種のさやだけを取り去ってしまうのが一番です。
今回は記事を書くために花茎を切り取りましたが、実際の作業は後一月(6月頃)ほどした頃、花が緑から茶色に変わった頃、ちょうどその頃には今発生している新茎が前年の草丈と同じような高さになった頃、その頃に花が終わった茎を切り取ると良いでしょう。

小さな株ですので葉の部分は残して花茎の部分だけを切り取ります。
新しい茎が十分に伸びて枯れ始めた頃改めて茎のもとから切り取ります。


アゥグチフォリウス・リビダス・ステルニーなどの有茎種全般に言えますが花が咲いた茎の高さまで、春に出た茎が育つまでは花の終わった茎は残した方が理想的です

 


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