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クリスマスローズの育て方とガーデニング 花と園芸植物の販売情報

若泉ファームのサイトにようこそ。お届けするクリスマスローズは奇跡の花、ニゲルとチベタヌスの交配種「絹」、外覆輪のセミダブル「雅」、ホワイト糸ピコティ「FirstKiss」、グリーンピコティ「翡翠」、赤い雄しべをもつ「卑弥呼」、 第4のクリスマスローズジャンル「Shall We Dance」などオリジナル品種をネットショップにて販売していますのでご利用ください。

ウィルス病を防ぐために使用する第3リン酸ナトリウム

ウィルス防除方法

ランなどを栽培している方には既知の薬品に、植物性ウィルスを不活性化させる抗ウィルス剤として第3リン酸ナトリウムがあります。
クリスマスローズ特有のブラックデスというウィルスが原因と考えられる病気が広がっていて、この病気の発生の季節は秋にクリスマスローズの新しい葉が展開する頃と春花が咲き始めて終わる頃まで、クリスマスローズのガーデンハイブリットを中心にして無茎種の種類に多く現れてきます。
他の植物はもちろんクリスマスローズの無茎種・有茎種を問わず、他の病気や斑入りの葉と間違えやすいウィルス性の病気にモザイク病があります。

 クリスマスローズのブラックデス(黒死病)被害
ウィルスが原因とする病気を媒介するのは多くの物は、アブラムシ(アリマキ)やスリップス(アザミウマ)、ダニなど口針を植物に差し込み汁を吸う昆虫と言われていています。
害虫の防除に関しては殺虫剤などを散布したりして注意をしていても、植物を栽培する時に使用する鉢・ハサミやその他の器具に関しては無防備な状態があり、健康そうに見えるクリスマスローズの株でもマスキングされブラックデスのウィルスに冒されている場合があります。

ランやエビネなどと同一に既にウィルスが植物の体内に入っている可能性が有ると考えてクリスマスローズの栽培作業を行うようにします。

一年草などと異なってクリスマスローズは宿根性で植物を長期にわたって楽しむため、初冬に古くなった葉や花が終わった茎などを切り取る作業があります。

また年数がたった株の株分けという作業に、根切りハサミやナイフなどの器具を使用しなければなりません。
病気を媒介するのがアブラムシ・スリップスなどの吸汁性の昆虫として殺虫剤を頻繁に撒いたとしても、これら
茎や葉を切り取るときのハサミなどを無防備に連続使用すると、植物の茎や根・葉に含まれていて目では確認できないウィルス性の病気を他の健康株に移す恐れが出てきます。

これらを防ぐためには、第3リン酸ナトリウムの5〜10パーセント希釈液にハサミや器具を浸け、病気の原因となるウィルスを除去しなければなりません。


第3リン酸ナトリウムは一部の園芸資材専門店・JA(農協)などで販売されていますが一般のホームセンターや園芸店では販売されていません。
直接園芸資材専門店 JA(農協)などに注文を出すようにします。


希釈方法と保存方法
広口の5リットル容器に第3リン酸ナトリウムを500グラムを入れ、約40度の温湯を注ぎ込み薬剤が溶けるまでかき混ぜ、十分に溶けたのを確認して冷暗所で保存します。あるいは葉を切ったりする時期にその都度100グラム位を1リットルの温水に溶かして使用する。
長期にわたっての保存には不向きで、できる限り2週ほどで更新する。

使用方法
広口のビンに必要量の第3リン酸ナトリウム溶液を移し、使用したナイフ・ハサミやピンセットを薬液に10分以上浸し水で洗い器具を使います。
使用しているうちに器具などに付いた土・葉液で溶液は混濁してきますがウィルス除去などの使用には差し支えありません。

注意
溶液は強アルカリ性のため皮膚や粘膜に付着したままや目などに入らないように注意します。
ハサミなどを薬液に浸けるときには刃を閉じずに広げて浸けハサミの刃全体に溶液が付着するようにします。
薬剤は植物に直接噴霧すると薬害をおこしたり植物を枯らす恐れがあります。
薬剤は植物ウィルスを殺すものではなくウィルスを不活性化するものです。

 

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